【2026年版】東京の産後ケアホテル5選|助産師24時間・料金・エリアを公式情報で比較

出産直後の体で、24時間つづく授乳とおむつ替え。里帰りできない、頼れる家族が近くにいない——そんなお母さんの「せめて数日、ちゃんと眠りたい」に応えるのが産後ケアホテルです。
産後ケアホテルは、助産師や看護師・保育士が常駐し、夜間は赤ちゃんを預けてお母さんが休める宿泊施設のこと。授乳のサポートや育児相談も受けられて、食事も用意されます。「豪華なご褒美」ではなく、産後の心と体を回復させるための場所です。
この記事では、東京都内の産後ケアホテル5施設を、区・料金の目安・特徴まで、すべて各施設の公式情報で裏取りしてまとめました(2026年8月時点)。最後に、費用をぐっと抑えられる自治体の産後ケア助成の使い方もお伝えします。
そもそも「産後ケアホテル」って、普通のホテルと何が違うの?
いちばんの違いは、赤ちゃんを預けて、お母さんが眠れることです。
普通の子連れ向けホテルは「家族で観光や旅行を楽しむ」ための場所。一方、産後ケアホテルは「お母さんが体を回復させる」ための場所で、目的がまったく違います。
具体的には、助産師・看護師・保育士といった有資格者が常駐し、多くの施設が24時間体制。夜間に赤ちゃんをベビールームで預かってくれるので、お母さんはまとまった睡眠がとれます。日中は授乳指導や沐浴のサポート、育児の相談にものってもらえて、栄養を考えた食事も出ます。
利用できるのはおおむね産後4か月〜1年以内(施設により異なる)。数日のショートステイから、2週間・1か月の長期プランまで選べます。
💡 ワンポイント:「上の子がいて里帰りできない」「夫の出張中だけ頼りたい」など、使い方は人それぞれ。数日だけの利用でも十分に意味があります。
お父さんも一緒に。産後ケアは“夫婦ではじめる育児”
産後ケアホテルは「お母さんが休む場所」であると同時に、“夫婦で育児をスタートする場所”でもあります。
生まれたばかりの赤ちゃんと過ごす最初の数週間は、一度きり。ここにお父さんも一緒にいられるかどうかは、その後の育児の分担にも、夫婦の関係にも効いてきます。授乳・おむつ替え・沐浴のコツを二人そろってプロから教われば、退院後に「やり方が分からない」でどちらか一方に負担が偏ることも減ります。
お母さんにとっても、いちばん心細い時期をパートナーと過ごせる安心は大きいもの。赤ちゃんを真ん中に、二人が同じスタートラインに立てる——それが、産後ケアを夫婦で使う一番の意義です。
今回紹介する施設のなかにも、パートナーが一緒に泊まれる施設や、お父さん向けのケア・育児指導を用意している施設があります。ただし同伴・宿泊の可否や料金は施設ごとに大きく違います。「夫も一緒に過ごしたい」と考えている方は、各施設の欄と、予約時の確認を忘れずに。
💡 ワンポイント:退院直後のいちばん大変な時期を、お母さん一人に背負わせない。産後ケアを“夫婦で”使うという選択肢を、ぜひ知っておいてください。
① Mamma Levata(マンマレバータ)/千代田区・飯田橋
都心アクセスと有資格者100%の安心感で選ぶならここ。 ホテルメトロポリタン エドモント(飯田橋)に併設された産後ケア施設で、東京駅からも電車で約10分という立地です。
スタッフは助産師・保育士・看護師の有資格者100%で、24時間体制。赤ちゃんを預けられるベビールームを備えています。産後6か月以内なら、期間を分けて複数回利用できるのも特徴です。
料金の目安は1泊72,000円〜(食事付・お部屋タイプにより変動)。都心で「資格を持ったプロにきちんと見てほしい」という方に向いています。
全室ツインルームで、お父さんや上のお子さま・祖父母も一緒に宿泊できます。家族みんなで新しい命を迎える時間を過ごしたい方にも向いています。
Mamma Levata 公式サイトで見学予約・お申し込み →② YUARITO(ユアリト)/中央区・日本橋浜町
ホテルの快適さで過ごす、宿泊型。 日本橋浜町の「HAMACHO HOTEL」の客室で提供されます。水天宮前駅から徒歩4分、浜町駅から徒歩5分です。
助産師・看護師・保育士が24時間体制で、赤ちゃんのお預かりや授乳支援・育児相談に対応。お誕生日の前日まで(産後1年未満)利用できます。
料金の目安は1泊80,000円〜(3泊以上の利用)。日帰りで6時間過ごせる「YUARITO DAY」もあり、こちらは中央区の産後ケア事業の対象です。区の助成を使いたい方はまず日帰りから、という選び方もできます。
運営は助産師が代表を務める株式会社Josan-she's。(2025年に三菱地所から事業を引き継いでいます)
YUARITO 公式サイトで予約・お申し込み →③ Villa Mom(ヴィラマム)/江東区・有明
2026年6月に開業したばかりの、都内初の「産後ケア専用施設」。 これまでの施設はホテルの一角を使うものが多いなか、Villa Momは建物まるごと産後ケア専用に設計されているのが最大の特徴です。
助産師・保育士が24時間常駐。食事は1日5食で、東洋の回復食とフレンチの技法を融合したメニューが用意されます。有明テニスの森駅から徒歩約6分です。
プランは2泊3日のショートステイから、6泊7日・14泊15日・30泊31日まで。まとまって体を立て直したい方向けの設計です。
パートナーやお子さまも一緒に泊まれるファミリーステイ設計で、「夫婦で家族の未来を描くパパケア」プログラムもあります。夫婦そろって育児のスタートを切りたい方に向いています。開業したばかりで情報が更新されやすいので、予約前に公式サイトで最新のプラン・料金を確認してください。
💡 ワンポイント:「専用施設型」は生活音や他の宿泊客を気にせず過ごせるのが利点。長期でしっかり回復したい産後すぐの時期に向いています。
④ Coral Sango Salon(コーラルサンゴサロン)/江戸川区・平井
台湾式の「月子中心(ユエズセンター)」を体験したいならここ。 JR平井駅から徒歩5分。台湾で根づいた産後ケアの考え方をベースにした施設です。
「排・補・固・養」という漢方の理論にそって、体を温めて回復させる漢方食・漢方茶を提供。ベビーケアやママケアだけでなく、パパのサポートやニューボーンフォトなど、家族全体を支えるサービスがそろっています。
料金は公式サイトに一覧の記載がなく、見学予約・お申し込みのうえでの案内となります。東洋医学ベースの食養生に興味がある方に向いています。
「産後ケア=Family」を掲げているのも特徴で、パートナーは追加料金なし(食事別)で一緒に宿泊できます。お父さん向けのベビーケア指導やパパ交流ナイト、夫婦で参加できるワークショップもあり、家族ぐるみで育児に向き合える環境です。
Coral Sango Salon 公式サイトで見学予約・お申し込み →⑤ AMATERASU(アマテラス)/文京区・関口(ホテル椿山荘東京)
最高峰のラグジュアリーで、静かに回復したいなら。 都内屈指のホテル・椿山荘東京の中にある産後ケアサービスで、森のような庭園に囲まれた専用エリアで過ごせます。
助産師・看護師・保育士が24時間体制でケア。専用エリアなので他の宿泊客と顔を合わせることがなく、プライベートが守られます。
料金の目安は1泊143,000円〜(お部屋タイプにより変動)と、5施設のなかでは最も高価格帯。「産後の数日を、最上級の環境でとにかく静かに休みたい」という方向けの選択肢です。
パートナーも同室で宿泊でき(1泊 朝食付 約19,800円)、同室のお父さまはプール・温泉・サウナ・ジムなどのスパも利用できます。赤ちゃんを真ん中に、夫婦で静かに特別な時間を過ごせます。
ホテル椿山荘東京 公式サイトで見学予約・お申し込み →選び方と、費用を抑える「自治体の産後ケア助成」
5施設を、選ぶときの目安で整理するとこうなります。
・都心でアクセス重視 → Mamma Levata(飯田橋)/YUARITO(日本橋浜町) ・まず日帰りで試したい → YUARITO DAY(日本橋浜町・中央区の助成対象) ・専用施設でしっかり長期 → Villa Mom(有明) ・台湾式・漢方の食養生 → Coral Sango Salon(平井) ・最上級の静けさで → AMATERASU(椿山荘)
そして、費用の話をひとつ。ここで紹介したのは主に全額自己負担の民間施設ですが、お住まいの区が実施する「産後ケア事業」を使うと、自己負担が1日数千円まで下がることがあります。 港区・板橋区などの区は宿泊型ショートステイを助成しており、区と契約している施設なら大幅に安く利用できます。
まずは「(お住まいの区名)+産後ケア」で検索して、区の助成制度と契約施設を確認するのがおすすめです。民間施設をそのまま予約する前に、この一手間で費用が大きく変わります。
💡 ワンポイント:料金・プランは変更されることがあります。予約前に必ず各施設の公式サイトと、お住まいの区の産後ケア事業のページで最新情報をご確認ください。
産後ケアホテルは、頑張るお母さんが「少しだけ誰かに頼っていい」ための場所です。
出産後の数日〜数週間は、人生でいちばん体が消耗する時期。ここで無理をせずに休めるかどうかは、その後の育児の余裕にもつながります。今回の5施設は、どこも助産師などの有資格者が支えてくれる、安心して体を預けられる場所ばかりです。
気になる施設が見つかったら、まずは公式サイトで見学予約を。そして予約の前に、お住まいの区の産後ケア助成もぜひ一度チェックしてみてください。