子どもの電車料金は何歳から?未就学児は2人まで無料・どこまでも50円——東京の子連れ移動お得ガイド【2026年版】

電車やバスの子ども料金、「なんとなく半額」くらいの理解のまま乗っていませんか。
結論からいうと、未就学児は大人1人につき2人まで無料。小学生も半額で、私鉄では「どこまで乗っても50円」のような定額サービスが急速に広がっています。知っているかどうかだけで、家族のお出かけコストは大きく変わります。
この記事では、東京の鉄道・バスの子ども運賃のルールと、ベビーカー移動がラクになる公式サービスを、すべて各社の公式情報で裏取りしてまとめました(2026年7月時点)。
基本ルール:未就学児は「大人1人につき2人まで」無料
JR東日本・東京メトロ・都営地下鉄に共通する基本ルールはこうです。
・1歳未満(乳児)…無料 ・1歳〜小学校入学前(幼児)…大人または小学生1人につき2人まで無料。3人目から子ども料金 ・小学生(6〜11歳)…大人の半額 ・12歳以上(中学生〜)…大人料金
たとえば両親と4歳・2歳の4人家族なら、子ども2人の運賃は0円。「6歳になったら有料」ではなく、小学校に入学する春までは幼児扱いです。
💡 ワンポイント:大人1人でも幼児2人まで無料。ワンオペのお出かけでも安心して連れて行けます。
小学生になったら「子ども用ICカード」で自動半額
小学生の運賃は大人の半額です。子ども用のPASMO・Suica(記名式)を作っておけば、改札にタッチするだけで自動的に子ども料金が引かれます。
細かい話ですが、きっぷは10円単位への切り上げ、ICカードは1円未満の切り捨てで計算されるため、ICのほうが数円安くなることがほとんど。券売機に並ぶ手間も消えるので、小学校に上がったら最初に作っておきたい1枚です。
小田急線は、子どもがどこまで乗っても50円
2022年から、小田急線は子ども用ICカードで乗ると全区間一律50円です。新宿から江ノ島や小田原まで乗っても50円。鉄道会社として全国初の取り組みで、「子連れは小田急沿線へ」と言われる理由のひとつになっています。
注意点はひとつだけ。対象は子ども用ICカードでの乗車のみで、きっぷを買うと従来どおりの子ども料金になります。
💡 ワンポイント:新宿発なら、片道50円で江ノ島水族館や箱根方面への家族旅行が現実的になります。
京急は75円均一。西武も50円へ——広がる「子ども定額」
京急も2023年10月から、子どものIC運賃を全区間一律75円にしています(羽田空港駅の利用は加算運賃25円がかかるため実質100円)。三浦半島の海まで75円です。
さらに西武鉄道も、2026年3月の運賃改定にあわせて小児IC運賃の全区間一律50円化を発表しました。子ども運賃の定額化は、いま私鉄全体の大きな流れになっています。
💡 ワンポイント:西武の50円は発表ベースの情報です。利用前に西武鉄道の公式サイトで開始状況をご確認ください。
東武は毎日「実質無料」——運賃の全額ポイント還元
東武鉄道は2026年1月から、子どものIC運賃を毎日、全額TOBU POINTで還元しています。つまり実質無料。東京スカイツリーへのお出かけも、子どもの分は実質タダになります。
条件は「TOBU POINTアプリで親子登録をして、子ども用PASMOで乗車する」こと。塾や習い事など、子どもだけの乗車も対象です。
💡 ワンポイント:乗ってからでは還元されません。お出かけ前にアプリの親子登録を済ませておきましょう。
「100円で1日乗り放題」の日がある
東急線には「キッズパス」があります。土休日、小学生以下100円で東急線全線が1日乗り降り自由。各駅の券売機で当日買えます。
都営地下鉄も、夏・冬・春の学校休み期間に「子どもワンデーパス」100円をたびたび実施しています。京王も2026年の夏休みは、小児運賃の全額ポイント還元と京王バスの子ども50円キャンペーンを行うと発表しています。
💡 ワンポイント:期間限定のきっぷは年によって内容が変わります。お出かけ前に「今もやっているか」を各社公式サイトで確認してから使ってください。
家族で何か所も回る日は「一日乗車券」——子どもは350円から
1日に3回以上電車に乗るなら、一日乗車券が候補になります。
・東京メトロ24時間券…大人700円/子ども350円 ・都営まるごときっぷ(都営地下鉄+都バス+都電など)…大人700円/子ども350円 ・東京メトロ・都営地下鉄共通1日乗車券…大人1,100円/子ども550円 ・東京フリーきっぷ(メトロ+都営+23区内JR)…大人1,720円/子ども860円
しかも一日乗車券を提示すると、都内の美術館や飲食店で優待が受けられる「ちかとく」の対象になります。
💡 ワンポイント:未就学児はもともと無料なので、一日乗車券が必要なのは大人と小学生の分だけです。
ベビーカーは畳まなくていい。国が決めた公式ルールです
「ベビーカーを広げたままだと迷惑かな」と気にする方は多いですが、これは公式に答えが出ています。国土交通省が「ベビーカーマーク」を定めており、マークのある車内スペースでは折りたたまずに使ってよいのがルールです。
東京メトロも「ベビーカーはたたまずにご乗車いただけます」と明記していて、1編成に2か所のフリースペースがあります。都営バスは、備え付けのベルトで固定すれば子どもを乗せたまま乗車OK。横型の二人乗りベビーカーも全路線で利用できます。
ひとつだけ注意したいのはエスカレーター。赤ちゃんを乗せたままのベビーカーでは利用できません。エレベーターがない場面では、駅係員に声をかければ階段の上り下りを手伝ってもらえます。
💡 ワンポイント:遠慮は不要です。フリースペース(ベビーカーマークが目印)で、堂々と広げたまま乗ってOK。
都営地下鉄には「子育て応援スペース」車両がある
都営地下鉄の浅草線・三田線・新宿線・大江戸線では、3号車と6号車にキャラクター装飾の「子育て応援スペース」を設けた列車が走っています。ベビーカーのまま、周りに気兼ねなく乗れる専用スペースです。
どの列車に付いているかは日によって違いますが、「都営交通アプリ」を使うと、子育て応援スペース付きの列車がいまどこを走っているかをリアルタイムで確認できます。
「エレベーターで行ける駅か」は出発前に調べられる
初めての駅で一番困るのが「エレベーターがどこにあるか分からない」こと。東京メトロの無料Webサービス「ベビーメトロ」は、駅名を入れるだけで「エレベーターだけで改札・地上まで出られるか」と「おむつ替え設備の有無」を確認できます。
JR東日本も、公式サイトの「赤ちゃんとご一緒のお客さま」ページに、授乳イスやおむつ替え台のある改札内ベビー休憩室の駅リスト(東京・新宿・上野・舞浜など約60駅)を設備一覧つきで公開しています。
💡 ワンポイント:初めて行く駅は「ベビーメトロで駅を確認 → cocotoでお店を確認」。この2つで当日の不安はほぼ消えます。
移動のルールを知っておくと、「連れて行けるかな」の不安が「どこへ行こうか」に変わります。未就学児は無料、ベビーカーは畳まなくていい、エレベーターの有無は事前に調べられる——どれも、公式が用意してくれている仕組みです。
なお、運賃やキャンペーンは改定されることがあります。この記事は2026年7月時点の各社公式情報をもとにしているので、お出かけ前に各セクションの公式リンクから最新情報をご確認ください。
行き先が決まったら、cocoto tokyoのエリア検索へ。「子連れで行っても大丈夫?」を確認済みのお店だけを載せています。移動も、ごはんも、不安を減らして楽しい一日を。