東京の子ども電車料金を比較|メトロ・小田急50円・東武のポイント還元【2026年版】

東京でお子さまと電車に乗る日は、年齢・人数の基本ルールと、乗る路線の割引を分けて見ると料金を比べやすくなります。
東京メトロなどの小児運賃と、小田急・西武の50円、京急の75円、東武のポイント還元は条件が違います。まず路線別の表で比べ、続いて幼児の人数やICカードの条件を確認してください。
| 鉄道 | 通常の小児IC運賃 | 利用条件・対象外 |
|---|---|---|
| 東京メトロ | 大人IC運賃の半額(1円未満切り捨て) | 小児用ICカード。幼児は同行者と人数の条件あり |
| 小田急 | 小田急線内50円 | 小児用ICカード。きっぷ・他社線・特急料金は別 |
| 西武 | 西武線内50円 | 2026/3/14開始。小児用ICカード。特急・座席指定料金は別 |
| 京急 | 京急線内75円 | 小児用ICカード。羽田空港の加算運賃等は別 |
| 東武 | 支払った対象運賃をポイント還元 | TOBU POINTで親子登録した子のPASMO。対象は東武線内。現金の返金ではありません |
東京メトロ・JR・都営の基本|幼児の無料人数と小児運賃
小児運賃は原則6歳以上12歳未満が対象ですが、6歳でも小学校入学前は幼児、12歳でも小学生は小児として扱われます。乳児は1歳未満、幼児は1歳以上の小学校入学前です。
通常の乗車では、大人または小児1人につき幼児2人まで無料。幼児が単独で乗る場合や、無料人数を超える場合、指定席などを使う場合には別の条件があります。小児運賃は大人の半額を基本に、事業者・きっぷ・ICで端数の扱いが異なります。
💡 ワンポイント:大人1人でも幼児2人まで無料。ワンオペのお出かけでも安心して連れて行けます。
小学生は小児用ICカードで、小児運賃を支払う
小児用PASMO・Suicaは、対象年齢を確認して発行する記名式のICカードです。改札で小児運賃が適用されます。
小児運賃は一律に半額とは限らず、小田急・西武・京急のような均一運賃もあります。きっぷとICの金額、他社線へ直通する区間、特急・指定席の追加料金を分けて確認しましょう。
小田急線は、子どもがどこまで乗っても50円
2022年から、小田急線は子ども用ICカードで乗ると全区間一律50円です。新宿から江ノ島や小田原まで乗っても50円。鉄道会社として全国初の取り組みで、「子連れは小田急沿線へ」と言われる理由のひとつになっています。
注意点はひとつだけ。対象は子ども用ICカードでの乗車のみで、きっぷを買うと従来どおりの子ども料金になります。
💡 ワンポイント:新宿発なら、片道50円で江ノ島水族館や箱根方面への家族旅行が現実的になります。
京急は75円、西武は2026年3月14日から50円
京急線の小児IC運賃は一乗車75円です。羽田空港第1・第2ターミナル駅、羽田空港第3ターミナル駅を発着する場合の加算運賃などは別にかかります。
西武線の小児IC運賃は2026年3月14日から一乗車50円になりました。小児用ICカードで利用する運賃で、きっぷの小児運賃や特急・座席指定料金とは別です。他社線へ直通するときも、他社線の運賃は別に必要です。
💡 ワンポイント:小児用ICカードを準備し、特急や指定席を使う場合は運賃と料金を分けて確認してください。
東武は毎日「実質無料」——運賃の全額ポイント還元
東武線では2026年1月13日から、TOBU POINTの子育て応援プログラムで、対象の小児IC運賃が全額ポイント還元されます。運賃は一度支払い、あとでポイントを受け取る仕組みです。
TOBU POINTアプリで親子登録したお子さまのPASMOを使い、入場・出場とも改札機にタッチすることが条件です。他社線へ直通した場合も、対象は東武線内の運賃部分です。定期券は購入方法などの条件が別にあります。
💡 ワンポイント:乗ってからでは還元されません。お出かけ前にアプリの親子登録を済ませておきましょう。
「100円で1日乗り放題」の日がある
東急線には「キッズパス」があります。土休日、小学生以下100円で東急線全線が1日乗り降り自由。各駅の券売機で当日買えます。
都営地下鉄も、夏・冬・春の学校休み期間に「子どもワンデーパス」100円をたびたび実施しています。京王も2026年の夏休みは、小児運賃の全額ポイント還元と京王バスの子ども50円キャンペーンを行うと発表しています。
💡 ワンポイント:期間限定のきっぷは年によって内容が変わります。お出かけ前に「今もやっているか」を各社公式サイトで確認してから使ってください。
家族で何か所も回る日は「一日乗車券」——子どもは350円から
1日に3回以上電車に乗るなら、一日乗車券が候補になります。
・東京メトロ24時間券…大人700円/子ども350円 ・都営まるごときっぷ(都営地下鉄+都バス+都電など)…大人700円/子ども350円 ・東京メトロ・都営地下鉄共通1日乗車券…大人1,100円/子ども550円 ・東京フリーきっぷ(メトロ+都営+23区内JR)…大人1,720円/子ども860円
しかも一日乗車券を提示すると、都内の美術館や飲食店で優待が受けられる「ちかとく」の対象になります。
💡 ワンポイント:未就学児はもともと無料なので、一日乗車券が必要なのは大人と小学生の分だけです。
ベビーカーは畳まなくていい。国が決めた公式ルールです
「ベビーカーを広げたままだと迷惑かな」と気にする方は多いですが、これは公式に答えが出ています。国土交通省が「ベビーカーマーク」を定めており、マークのある車内スペースでは折りたたまずに使ってよいのがルールです。
東京メトロも「ベビーカーはたたまずにご乗車いただけます」と明記していて、1編成に2か所のフリースペースがあります。都営バスは、備え付けのベルトで固定すれば子どもを乗せたまま乗車OK。横型の二人乗りベビーカーも全路線で利用できます。
ひとつだけ注意したいのはエスカレーター。赤ちゃんを乗せたままのベビーカーでは利用できません。エレベーターがない場面では、駅係員に声をかければ階段の上り下りを手伝ってもらえます。
💡 ワンポイント:遠慮は不要です。フリースペース(ベビーカーマークが目印)で、堂々と広げたまま乗ってOK。
都営地下鉄には「子育て応援スペース」車両がある
都営地下鉄の浅草線・三田線・新宿線・大江戸線では、3号車と6号車にキャラクター装飾の「子育て応援スペース」を設けた列車が走っています。ベビーカーのまま、周りに気兼ねなく乗れる専用スペースです。
どの列車に付いているかは日によって違いますが、「都営交通アプリ」を使うと、子育て応援スペース付きの列車がいまどこを走っているかをリアルタイムで確認できます。
「エレベーターで行ける駅か」は出発前に調べられる
初めての駅で一番困るのが「エレベーターがどこにあるか分からない」こと。東京メトロの無料Webサービス「ベビーメトロ」は、駅名を入れるだけで「エレベーターだけで改札・地上まで出られるか」と「おむつ替え設備の有無」を確認できます。
JR東日本も、公式サイトの「赤ちゃんとご一緒のお客さま」ページに、授乳イスやおむつ替え台のある改札内ベビー休憩室の駅リスト(東京・新宿・上野・舞浜など約60駅)を設備一覧つきで公開しています。
💡 ワンポイント:初めて行く駅は「ベビーメトロで駅を確認 → cocotoでお店を確認」。この2つで当日の不安はほぼ消えます。
確認に使った公式情報
- 小田急:乗車券と小児IC運賃確認:2026.9.23
- 東武:登録・対象運賃の条件確認:2026.9.23
- 西武:2026年3月14日の運賃改定確認:2026.9.23
- 東京メトロ:運賃の年齢区分確認:2026.9.25
移動のルールを知っておくと、「連れて行けるかな」の不安が「どこへ行こうか」に変わります。未就学児は無料、ベビーカーは畳まなくていい、エレベーターの有無は事前に調べられる——どれも、公式が用意してくれている仕組みです。
なお、運賃やキャンペーンは改定されることがあります。この記事は2026年7月時点の各社公式情報をもとにしているので、お出かけ前に各セクションの公式リンクから最新情報をご確認ください。
行き先が決まったら、cocoto tokyoのエリア検索へ。「子連れで行っても大丈夫?」を確認済みのお店だけを載せています。移動も、ごはんも、不安を減らして楽しい一日を。